『シッコ SiCKO』は、アメリカ合衆国の医療制度をテーマとしたドキュメンタリー調、かつコメディー調のアメリカ映画。「シッコ (sicko)」とは、「狂人」「変人」などを意味するスラングである。
アメリカ合衆国は国民健康保険制度がない唯一の先進国である。民間の医療保険に入れない人がおよそ5000万人いる。貧困層でなくても、ちょっとした疾患によって保険への加入を拒否されたり、保険金の支払いを拒否される人は多い。
一般のアメリカ人はこの映画の中で、国民皆保険制度はソ連型のような社会主義であるとしてアレルギーと恐怖を感じ、いざというときの状況に対する危機意識が低く、政治については無関心あるいは条件反射的な反応しかせず、相互扶助や弱者を助けようとする精神にも乏しいとされている(これはマイケル・ムーアの一貫したスタンスでもあり、華氏911やボウリング・フォー・コロンバイン、マイケル・ムーア in アホでマヌケな大統領選(出演作品)においても共通している)。
この事は、国民皆保険制度があり、さらに医療費が無料のカナダやイギリス、フランスなどの一般国民の意識と対比され、危機意識については、ちょっとの旅行にも保険をかけていくカナダ在住のマイケル・ムーアの両親の事例も対比として示される。
以上は、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋
さて、オバマ大統領演説より医療に触れている演説箇所を引用してみよう
旅を今日、我々は続けている。我々は今でも地上で最も繁栄し強力な国だ。我々の労働者は今回の危機が始まった時と同様、生産性は高い。発明心に富み、商品やサービスは先週、先月、昨年と同様に求められている。
我々の能力は落ちていない。だが、過去に固執し、狭い利益しか守らず、面倒な決定は後回しにする時代は終わった。今日からは、我々は立ち上がり、ほこりを払い、アメリカ再建の仕事に取りかからねばならない。
どこを見回してもすべき仕事がある。経済状況は、大胆で迅速な行動を求めている。我々は新しい職場の創造だけでなく、成長のため新しい基盤を作らねばならない。
我々は道路や橋、電線やデジタル通信網をつくり、我々の商業を支え、我々の結びつきを強めなければならない。我々は科学を本来あるべき場所に引き戻し、技術を活用し医療の質を引き上げると共にコストを下げる。
まぁ、具体的な政策はこれからなんだろうが…74兆円の財政出動をどの様に使うのか
所得の再配分と国民の安心には、医療・福祉の充実ってのが、アメリカにも日本にも必要だと思うけど 変化を期待したい アメリカ国民にね
マイケル・ムーア監督はどう受け止めているのか聞いてみたいものだ
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