特養の待機者、38万人超 要介護認定者の8% 社会保障費抑制で整備不足と共同通信配信記事
自宅で介護を受けることが難しいお年寄りが暮らす特別養護老人ホームへの入所待機者が少なくとも全国で38万2000人に上っていることが26日、共同通信の調査で分かった。要介護認定者に占める割合は8%。
全国で特養ホームへの入所者は現在、約40万人。待機者は入所者に近い数がいることになり、国が社会保障費抑制策を続けてきた結果、需要の高まりに施設整備が追いついていない現状が裏付けられた格好だ。
今後、市町村が策定する2009年度から3年間の介護保険事業計画で、待機者数に応じた特養増設などを求める声が強まりそうだ。
特養は、介護型療養病床や老人保健施設と同じ介護施設の一つ。入所期限がない"ついのすみか"と位置付けられており、24時間ケアが受けられる上、一般的に他の施設より費用が安いため、入所希望者が多い。このため、待機者には今後削減される療養病床やリハビリ目的の老健施設などから特養に移りたい人も含んでいる。
療養病床入院の長期化と重症化も報じられている。そして老健施設入所の待機も同様に増加…結果としての在宅介護と在宅看護。介護の社会化はやっぱり遠のいているのか
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