「人命の格差は絶対に許せない」。岩手県和賀郡沢内村(現・西和賀町)の村長であった深澤晟雄氏の言葉
この理念を単なる理念に終わらせず、村民総ぐるみで半ば諦めていた"豪雪・多病・貧困"という三悪に立ち向かい、見事に克服したまさに「自分たちで命を守った村」の姿を描いたのが、この劇映画「いのちの山河~日本の青空2」…この2月から撮影が始まった
いま、国保料が払えずに保険証を取り上げられ、医療を受けらず亡くなる方がある現実がある中、旧沢内村で老人・乳児医療費無料化が実施され40年を経ているにもかかわらず、今だに憲法25条の理念が実現できていないことが悔しい
沢内村が憲法25条を実現した背景には、深澤村長のゆるぎない信念と、それに呼応した村民ひとりひとりの姿があった。憲法25条を実現するためには、沢内村がそうであったように、決してあきらめない強い意志と粘り強い取り組みが必要だ
あらすじ(HPより)
「豪雪・貧困・多病」という、大きな問題を抱えていた山あいの小さな村・沢内村(岩手県)
長く無医村であったこの地で、父親から医者になることを期待されながらも村を離れていた深澤晟雄はある日、妻と帰郷する。
昔と変わらず悲惨な村の状況を前に晟雄は、何とか村をよくしたいと立ち上がった。
自分達を苦しめている問題を打破しようと村民に語りかけ、自らの信念である『生命尊重』行政の在り方を説き、いよいよ村民の医療無料化に踏み切ろうと決意するが、国民健康保険法違反という壁に突き当たってしまう。
晟雄は、村民のいのちのため、全国に先駆けて何としてでも実現させようと「少なくとも憲法違反にはならない。国がやらないから、村がやるんです!」と憲法25条を盾に、老人・乳児医療無料化を推し進めていく。
やがて、全国でも最悪の乳児死亡率だった村が、全国初の乳児死亡“ゼロ”という記録を生みだすまでになる。
しかし、そこに辿りつくまでには、晟雄と村民たちの奮闘の日々と、数々のドラマがあった・・・。
映画完成と上映運動を応援したい
写真は、東山花灯路で
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