WHO(世界保健機関)の「健康の社会的決定要因」って言葉知ってますか 今日はそのことを考える一日となった
WHOは、ソリッド・ファクツ(しっかりとした根拠のある事実)を示している
10項目あり、一つ一つ深めて「まちづくり」について考えたいものだ
次のようにまとめているので、考えてみませんか
①社会格差
どのような社会においても、社会的地位が低いと、平均寿命は短く、疾病が蔓延している。保健政策は、健康の社会的経済的決定要因に取り組むべきである。
②ストレス
ストレスのある環境は、人々を不安と憂慮で満たし、ストレスにうまく対応すること(ストレス・コーピング)を難しくする。そして健康を害し、早世へつながる。
③幼少期
人生のスタートでは、母親と幼児の支援が大切である。早期の発達と教育の健康への影響は、生涯続く。
④社会的排除
生活の質が低いと、その人生は短くなる。苦痛、憤慨、貧困、社会的排除、差別は、命を犠牲にする。
⑤労働
職場でのストレスは、疾病の相対危険度を高める。仕事を管理できる人々ほど、健康管理も良くできる。
⑥失業
雇用の確保は、健康と快適な暮らし、働きがいをもたらす。失業割合が高いことは、疾病の蔓延と早世をもたらす。
⑦社会的支援
家庭や職場、地域における友情、好ましい社会的関係、協力な支援ネットワークは、健康をもたらす。
⑧薬物依存
人々は、アルコール飲料、麻薬、喫煙に走り、被害を受ける。しかし薬物依存は社会的状況により生じている。
⑨食品
食品供給を管理しているのは世界経済であるため、健康的な食生活環境の整備は政治的課題である。
⑩交通
健康的な交通環境とは、公共交通機関の充実により、自動車運転が少なく、ウォーキングやサイクリングの多い環境である。
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