昨日の記事の続きに丁度重なった話題が、今日夕方、新聞・ラジオ・テレビでも報道された記者会見発表の中身
国の責任で命と健康を守る国保・高齢者医療制度へおおもとから変換が求められる
困窮で受診遅れ、43人死亡 国保料滞納の「無保険」
国民健康保険(国保)の保険料を滞納して保険証がない「無保険」になるなどの理由で、受診が遅れ死亡した人が2009年の1年間に少なくとも17都道府県で33人いたことが11日、全日本民主医療機関連合会(民医連、東京)の調査で分かった。正規の保険証を持ちながら経済的理由で死亡した人も6都県で10人に上った。
年金生活の高齢者や「派遣切り」などによる失業者らが多く、民医連は「景気悪化で貧困や格差の問題が広がる中、低所得者層は医療さえ受けられない厳しい状況があらためて浮き彫りになった」と指摘している。
調査は、全国の民医連の加盟医療機関から報告を求める形で行われた。
保険料の滞納などが理由で亡くなった33人は男性27人、女性6人。無保険は23人で、有効期間が短い「短期保険証」を発行されていた人が6人。いったん医療費残額を支払わなければならない「資格証明書」は4人。
都道府県別では、石川、福岡、沖縄4人、北海道、神奈川3人など。
一方、正規の保険証を持ちながら窓口で支払う自己負担金が支払えずに受診が遅れ死亡した10人は、東京4人、沖縄2人、埼玉、神奈川、長野、岐阜が1人ずつだった。
2010/03/11 16:42 【共同通信】
<国民健保>昨年、保険料支払えず死亡は33人 民医連調査
3月11日20時25分配信 毎日新聞
全日本民主医療機関連合会(民医連)は11日、国民健康保険の保険料が支払えなかったことなどによって病院に通えず死亡した人が、09年の1年間に少なくとも全国で33人いたと発表した。「無保険」状態は全体の約7割に達し前年と比べほぼ倍増。保険証があるにもかかわらず、自己負担が高額なことから受診せずに死亡した人も10人いた。
民医連加盟の病院や診療所など約1760カ所で調査。国保料を支払えず、死亡した人は男性27人、女性6人。死亡数は08年(31人)とほぼ変わらないが、国保の支払いを滞納したため保険証を取り上げられ、全額自己負担となる資格証明書も交付されていない「無保険」状態だったのは23人で、69.7%に達した。資格証明書を交付され、死亡した人は4人(12.1%)、有効期限が短い短期保険証交付者は6人(18.2%)だった。厚生労働省によると、国保を滞納しているのは、09年で約445万世帯。
民医連の長瀬文雄事務局長は「今回の事例は氷山の一角で『無保険』状態で亡くなる人は増えているとみられる。経済的理由から受診できず亡くなる人は大変な思いをしており、政府は人に優しい政治を重視してほしい」と訴える。【河内敏康】
昨日の続きを最後に書いておこう
1959年から実施された、今の国保法(新国保法って言う)は、第一条で「この法律は、国民健康保険事業の健全な運営を確保し、もって社会保障及び国民保健の向上に寄与することを目的とする」と高らかにうたっている。そして、この国保法の骨子は「国民の医療保障を行うことを国の責務とし……」と国の役割をハッキリさせている。
そして、新国保法がスタートして10年後から20年後ぐらいまでは、お年寄りの医療費無料や会社勤めの方の医療費は、無料や定額ですんだ時代もあった。もう一度元に戻すことが、「定額給付金」「ことも手当」以上に、国民に安心を与え、経済的不安も解消する道の一つだと思う
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