沖縄で多分、歴史的な集会と語り継がれるだろう「県民集会」が準備されている
新聞報道を紹介しておく
参加したいな
政権に警告 黄で表現 県民大会
実行委「身につけて」 参加できなくても心は一つ
「政府にイエローカード(警告)を突き付けよう」―。25日に迫った県民大会に向け、実行委員会は19日の幹事会で、仕事や育児などで大会に参加できない人たちが、大会の趣旨に賛成を示す統一カラーを黄色に決めた。黄色の服やハンカチ、リボンなど黄色いものを身につけて外出したり、車に結び、自宅に掲げたりすることで意思表示できる。大会に参加できず歯がゆさを感じていた人たちからは「良いアイデアだ」「一体感が持てる」と歓迎の声が上がった。
実行委員会の新里米吉事務局長は「個人や家庭、地域で、普天間飛行場の県内移設はダメだという意思を示してほしい。各地で黄色がたなびく日にしたい」と意気込む。
黄色はサッカーなどで「警告」を示すイエローカードの意味。大会に参加できない県民からは、会場に行けなくても統一した意思表示の方法を求める声が相次いでいた。
子育て支援をしているNPO保育すけっとinナハの糸数未希代表(37)は「広く、誰でも参加できる良いアイデア。会場に行くだけがNOの意思表示ではない。子育て中の母親にも配慮してくれ、大きな一歩」と評価した。
仕事のため参加できない辺土名武美さん61=浦添市=は「一体感が持てる」と喜んだ。当日は勤務するレストランへの通勤で、黄色のシャツを着ける予定。家族にも促すつもりで「いたるところに黄色があれば、基地問題に関心が薄かった人との会話のきっかけにもなる」と問題意識の広がりに期待を抱いた。
県民大会と同日、宮古島市で開かれる宮古地区大会でも、黄色を統一カラーにすることが決まった。
39首長参加へ
25日の県民大会に、県内39市町村長が参加することが19日までに沖縄タイムス社の調べで分かった。公務などがあり、出席できない石垣市長と久米島町長は教育長や副町長が代理参加する予定。全41市町村の代表が大会に参加して、政府に「県内移設反対」の意思を示す。
全市町村長が県内移設に反対の意向を示している。各市町村とも、大会への住民参加などを呼び掛けるため、23市町村で地域実行委員会が発足、バスの準備などを進めている。
決議文決まる
19日の実行委員会の幹事会では、大会で確認する決議文とスローガンの内容を決めた。決議では、米軍普天間飛行場を「世界一危険な飛行場」と指摘。その上で、政府内で浮上している県内移設案に「名護市長は辺野古の海上、陸上への基地建設に反対している」「勝連半島沖埋め立て案はうるま市長、市議会ともに反対を表明している」と反対の意向を示し、国外・県外移設を求めている。
また、スローガンでは、(1)日米地位協定の抜本的改正(2)返還跡地利用の促進、環境浄化、経済対策(3)地権者補償、基地従業員の雇用確保―の3点を国の責任で行うよう求めている。
「沖縄タイムス」(2010.4.20)
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