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「声届いた」「月曜以降は…」=喜びと不安-講堂開放の「派遣村」・厚労省
1月2日20時48分配信 時事通信
「声が国に届いた」「月曜以降はどこで…」-。厚生労働省が2日、日比谷公園(東京都千代田区)に設置された「年越し派遣村」に集まった元派遣社員らに講堂を開放したことに、派遣村の人たちからは喜びと不安の声が漏れた。 同日午後8時前、「年越し派遣村」の湯浅誠村長が増え続ける宿泊希望者に対し、徒歩で5分ほど離れた同省講堂の開放決定を伝えた。 「やったー」。肌寒く、時折冷たい風が吹く公園内には、拍手も響く。湯浅村長は「あす、あさってには宿泊希望者はもっと増え、限界に来る。昼に対応を申し入れたが、政府は開村から3日目にようやく講堂を開放した」と対応の遅れを批判。一方で「皆さんの声が国に届いた。歓迎したい」と話した。説明会の終了後、体が弱かったり、不自由な人の移動方法などで質問も相次いだ。 また、講堂の使用期間は、同省が業務を開始する5日月曜日の午前9時がタイムリミットに。派遣村の人たちからは「月曜日以降はどこで過ごせば…」との不安の声も出た。 厚労省2階の約820平方メートルの講堂に入り、布団を敷いた元不動産業の男性(59)は「開放するなら最初からやればいいのに。行き当たりばったりだ」とした上で「昨夜は派遣村のテントで寝たが、土を通して寒さが身に染みた。講堂は暖房が利いていて暖かいですね」とやや満足そうな笑みを浮かべた。 講堂には、布団などの荷物を持った派遣村の人たちが続々詰め掛けた。講堂内では派遣村の担当者が「布団は体のサイズに合わせ、なるべく詰めて敷いて」「省内は禁煙ですのでご協力を」などとスピーカーで呼び掛けていた。 |
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