衆院本会議で採決されたそうですけど、二兆円有ればこんな使い方出来ると今朝の朝刊に載ってた記事をそのまま紹介します
財政赤字と言っている割に、有るんですね…でも、やっぱり使い方おかしいよね
2兆円あれば何できる? 「定額給付金」以外の使い道
中日新聞 2009年1月13日
定額給付金を盛り込んだ2008年度第2次補正予算案と関連法案。13日に衆院を通過する運びだが、2兆円を「ばらまく」より、環境などの重点分野に戦略的に投資すべきだとの声は、野党からだけでなく自民党内からも漏れる。2兆円があれば何ができるのか。09年度予算案から探ってみた。
【問】 2兆円とは、どんな規模なのか。
【答】 国の年間の道路予算に匹敵すると思えばいい。09年度予算案では約1兆7千億円に減ったが、08年度は約2兆円だった。予算規模でみれば、介護や生活保護にかかる国の年間負担額とも同じ規模だ。
【問】 自民党内にも「ほかに使った方がいい」という声があるというが、なぜなのか。
【答】 多額の予算をつぎ込む割に、政策の目的や効果が判然としないためだ。7日の参院自民党の総会では、当選1回の議員が「基本的にはばらまき。景気づけ以上の意味も存在意義もない。神社の餅まきの餅みたいなものだ」と皮肉った。渡辺喜美元行革担当相は雇用対策などに使うよう主張している。
【問】 仮に雇用対策だと何ができるのか
【答】 09年度予算案でみると、雇用緊急対策のうち厚生労働省関係分は2800億円。このうち「派遣労働者を直接雇用した中小企業に1人100万円支給」は89億円、「内定取り消し学生や年長フリーターを雇用した企業に1人100万円支給」も227億円だ。2兆円の一部でも回せば、雇用対策はもっと充実できるはずだ。
【問】 首相は景気刺激効果も強調している。
【答】 オバマ次期米政権が「グリーン・ニューディール政策」を打ち出すなど、主要国は環境や新エネルギー分野への重点投資による景気浮揚を競い始めている。2兆円あれば、日本も単なる景気対策ではなく、重点分野への戦略的な投資が可能だ。
【問】 例えば?
【答】 住宅用太陽光発電システム導入への補助は、09年度予算案で200億円。燃料電池や低公害車導入への補助金と合わせても1100億円で、2兆円は18年分にあたる。医師不足への対策費も500億円。学校耐震化予算は約1千億円で、予算が2倍に増えれば倒壊の危険性が高い学校施設約1万棟の耐震化は完了できる。
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