NHKスペシャルで「製造業派遣は何をもたらしたか」を見た なぜ派遣労働が製造業まで自由化され、企業の都合で雇い止めされるのかなど、この点での深め方にはチュット消化不良かなと思ったけど、派遣労働者のくやしさが画面から伝わってきたよね 派遣労働と言う働かせ方は、再就職しにくいことや、企業にとっても技能・技術の蓄積ができずマイナスであることなど伝えていた
その後の特番は全て視聴できなかったけど、ワークシェアリングがアンケートに基づいて討論されていたけど「人間らしい働き方」って何だろうと考えてみる必要はあると思うけどね
労働運動総合研究所と言うところが「《試算》非正規雇用の正規化と働くルールの厳守による雇用増で日本経済の体質改善を~外需・輸出依存型から内需・生活充実型への転換こそ急務」を発表(2008年10月31日)しているけど、要約を紹介しておくし、考えてみませんか
試算は、ワーキングプアの解消や働くルールの厳守に限って着目し
①派遣労働者など非正規雇用の正規化
②違法行為であるサービス残業の根絶による雇用の創出
③欧米先進国ではあたり前になっている完全週休2日制、有給休暇の完全取得による雇用の創出という、限定的な3つのケースにしぼっています。
この3つのケースで、8月に総務省から公表された「産業連関表」をつかって、その経済効果を試算しました。試算結果は、全体で、正規雇用の創出が635万人、労働者の年収は派遣労働者で約150万円増の351万円(25~29歳)、パートで約240万円増の486万円など計21兆3千億円増え、消費需要(家計支出)も14兆9千億円増大します。誘発される国内生産は24兆3千億円にのぼり、国内総生産(GDP)を2.5%押し上げることになります。
また、雇用創出による経済波及効果は、中小企業の多い分野の生産をより多く拡大するため、中小企業の景気テコ入れ効果があらわれるなど、税収も2.27兆円増加します。
以上を実現するのに必要な資金(企業の支払い賃金増加額)は、現在、大企業がため込んでいる内部留保額のわずか5.28%にすぎず、いますぐにでも実現可能であり、そもそも本来行うべきであった労働者の生活改善を、後付で行うことにすぎないものです。
西欧、北欧諸国で実現していることが「日本」で実現できないはずは無いと考えればいいのにね労働運動総合研究所の報告全文はHP検索して読んでみて
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