医療保険拡充法が成立 米新政権
オバマ米大統領は4日、上下両院が可決した、低所得層の子供を対象にした公的医療保険制度(SCHIP)拡充法案に署名し、同法は成立した。オバマ大統領は同法制定を就任後100日間の最優先課題の1つに掲げ、公約である事実上の国民皆保険実現の第1歩として重視していた。
大統領はホワイトハウスでの署名に当たり「全国民が保険に加入できるようにする公約の第1弾だ」と強調。引き続き、無保険者の解消に全力を挙げる考えを表明した。
同法は、SCHIPを運営する州政府に対する連邦政府の財政支援措置が今年3月末で切れるのを受け、期間を2013年9月末まで延長。さらに対象となる子供を400万人増の1100万人とする。
必要となる328億ドル(約2兆9000億円)を賄うため、財源としてたばこ税を1箱当たり約1ドルと従来の2.6倍に引き上げる。
SCHIPを延長・拡充する法案は過去2回上下両院で可決されたが、ブッシュ前大統領の拒否権発動で廃案となっていた。【ワシントン4日時事】
ブッシュ前大統領は2007年、議会が可決していた同趣旨の法案を「医療保険の国有化につながる」として拒否権を発動し葬ってたしね 映画『シッコ SiCKO』では、「国有化」とは社会主義的と拒否感を示す風潮を批判していたね
さて、日本でも一歩前進が、地方からだけどね…全国に広がって欲しいね
中3までの医療費無料化 10月から群馬県、全国初 【共同通信社2009/02/07】
群馬県は5日、中学3年までの子どもの医療費を無料化するため、2009年度当初予算案に約25億7000万円を計上したと発表した。
同県によると、少子化対策として子どもの医療費を無料化する市区町村は増えているが、都道府県単位で中3までの医療費を完全無料化するのは全国初。
患者が病院などの窓口で支払う医療費は原則3割が自己負担。この3割を県と市町村で折半する。群馬県は08年4月から入院費は中学3年まで、通院費は未就学児まで無料化していた。今年10月から通院費も中3まで無料になる。所得制限などの条件は設けない。
大沢正明(おおさわ・まさあき)知事は景気悪化による税収減などを受けて一部制限を示唆していたが、多くの市町村が完全無料化を要求していた。
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