「保険証一枚」で、いつでも何処でも安心して、医療機関にかかれたことが健康達成度の総合評価で世界一を実現させてきたことは以前BLOGに書き込んだ
1997年10月から医療制度が改正されて以来、自己負担が増加し続けている。アメリカをのぞくG7各国では、原則として医療費の自己負担分はないのにね景気回復の処方箋として内需拡大その近道は、社会保障の充実が一番だと思うけどな
医療費不安、若者や非正規に拡大 2009/02/19 キャリアブレインニュースより
20歳代の若い世代や非正規雇用者の間で、「深刻な病気にかかったときに医療費を払えるか不安」と感じている人が過半数を占めていることが、日本医療政策機構の「日本の医療に関する2009年世論調査」で明らかになった。2月19日に厚生労働省内で記者会見した同機構の小野崎耕平事務局長補佐は、「雇用や経済状況が悪化すると、医療費への不安が増大して、受診抑制などにつながる傾向がある。雇用・経済情勢などの社会的要因が健康や医療に大きな影響を及ぼすといわれているが、今回の調査でも同様の傾向が見られた」と述べた。
同調査は、国民が求める医療制度などを明らかにすることを目的に、2006年から毎年実施している。今回は全国の成人男女1016人から回答を得た。
それによると、現在の医療制度に「満足」(「やや満足」と「大いに満足」)している人は55%と半数を超えた。
項目別に見ると、「診断・治療等の技術の質」「医療の安全性(医療事故の防止)」など、医療機関が提供する医療については満足度が高かったが、「制度決定プロセスの公正さ(制度をつくる過程の透明さ)」「制度決定への市民参加の度合い(制度に国民の声が反映されているか)」という医療制度の設計に関する項目では、「不満」(「大いに不満」と「やや不満」)がそれぞれ83%、81%に上った。
また、医療の現状へのイメージとして、「必要な時によい医療を受けられない」「深刻な病気にかかった時に医療費を払えない」「医療ミスにあう」の3項目について不安を感じるかとの質問では、いずれの項目も07年調査(08年の前回調査では質問せず)に比べて「不安」(「ある程度不安」と「非常に不安」)が高まっていた。特に医療費に関する不安度が最も高く、07年調査(72.7%)から13.5ポイント増の86.2%に上っている。
これを年齢別に見ると、「20歳代」で50.3%、「30歳代」で50.0%が「非常に不安」と答え、07年からそれぞれ21.5ポイント、29.3ポイント増加している。
職業別では、「パート・アルバイト(非正規雇用)」の55.2%が「非常に不安」としており、唯一過半数となった。07年(32.8%)から22.4ポイント増えており、不況の影響をうかがわせる結果となった。
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