河上肇「貧乏物語」の、「いかに多数の人が貧乏しているか(上編)」を読みはじめたところだが、現在進行中の「ワーキングプアー」と「貧困」に通じる背景を鋭く分析していると共感
「貧乏(人)」の定義が興味深い
この事は、解説を書かれている「林直道さん」の文書を引用すると「人間の肉体を維持するのに最も必要なものは食物であるが、それを熱量ではかれば大人の男子で普通の労働をするには1日2500㌍必要である。食費のほか、被服費、住居費、燃料費、その他雑費を算出し、それをもって一人前の生活必要費の最低限とし、これを根拠に「貧乏線」を描く。この貧乏線以下に落ちている人々および貧乏線の真上に乗っている人々、これが本書の主題とする貧乏人の具体的な姿である」。
そこで、以前ブログで紹介した、インド経済学者「アマルティア・セン(ノーベル賞受賞者)」の「人間らしい生活を営むには」の七つの定義が、「貧乏線」と同じだろう
①十分に栄養をとる。
②衣料や住居が満たされている。
③予防可能な病気にかからない。
④読み書きが出来る。
⑤移動することができる。
⑥コミュニティーの一員として社会活動に参加できる。
⑦恥をかくことなく人前に出ることができる。
いま確かに読む価値がある河上肇の代表作だ
心身とも回復していないのかと心配していました(^^)/ 余計なお世話かな^^;
ところで明日も県民生活課と懇談があり、積極的に情報の共有をしてきます(^_^;)
投稿情報: カム→BIN★さん | 2009年3 月 9日 (月) 23:03