NPO法人「白浜レスキューネットワーク」藤藪牧師のお話をお聞きした
話の中で「機能不全家族」の本が紹介されていた。
貧困〔経済的貧困だけでない〕の連鎖をつくり出す「社会」がつくられてしまったことを、考えさせられた
NPO法人「白浜レスキューネットワークHPより
1979年4月19日、江見太郎牧師によって、白浜三段壁に「いのちの電話」看板が設置され、白浜いのちの電話が開始された。その後20年間に三段壁での保護件数は672件、電話相談件数は23116件を超えた。
1999年4月、藤藪庸一牧師が江見師のいのちの電話活動を引継ぎいだ。毎年、保護件数は20件を超え、電話件数も1000件を超え続けてた。また、人生をやり直すための再就職は不景気でもあり困難を究め、必然的に滞在する者の数が増え、自立支援のための共同生活が始まった。多い時で7名にのぼる滞在者を抱えることもあった。
2005年4月、5年間の活動を経て、任意団体「白浜レスキューネットワーク」を建て上げ、人の輪を広げていこうと賛同者を募る。警備会社や不動産業者、飲食店などの援助、また個人的に経済的な援助や食料品、衣料品、生活用具などの寄付などの援助を頂くなど活動の輪が広がる。
自殺者救済活動
白浜三段壁では自殺者があとを絶たない。30年前から「いのちの電話」の活動が始まり、電話だけではなく、実際に会って、相談を受けるようになった。保護件数は、年間30件を超える。相談電話件数は、三段壁以外からもあり、1000件を超える。
生活自立支援活動
保護した方々が自立すには、乗り越えなければならない問題がたくさんある。実際的な問題は、自己破産や就職活動など。そして、もっと大切なのは、心身共に回復しなければならないことだ。これらの問題を解決していくために畑を作り共同生活をしている。
自殺予防策活動
自殺へと追い込まれる方々は皆、孤独を味わっている。孤独な状態に陥るまでには、様々な問題を抱え悩み苦しんでいる。彼らに必要なのは人の助けと時間だ。水際での救助活動に至る前に何かできないか。人が自殺に至らない社会づくり、人づくりを目指している。
コメント
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