今日のワクチンの学習会メモより
子宮頸癌は予防できる癌であるー他の癌と違う
・原因、リスクファクターが分かっている・・・発癌性HPV
・前癌病変(異形成)が存在・・・早期発見が可能
・有効な検査法(細胞診、HPV DNA検査)が確立している
・子宮を摘出せずに治療-出産可能
・予防ワクチンの臨床への登場
予防ワクチン接種による社会的費用の変化→医療経済的メリット
12歳女児全員に対して子宮頸癌ワクチンを接種した場合、社会的損失を190億円抑制する。
10~45歳の女性全員にワクチンを接種した場合社会的損失を430億円低減できる
日本におけるワクチンの公費負担の課題
• 「任意接種」ワクチン(水痘、おたふく風邪など)は原則として自己負担での接種。水痘、流行性耳下腺炎の接種率は30%程度。被害の救済が低額。
• 「定期接種」ワクチン(は、地方自治体の一般財源からの支出。1歳までの接種率は、100%に近いが、幼児―思春期では60%程度。
地方自治体の財源状態や個人の収入によって、
受けられる予防医療に差異が出てくることは避けなければならない。
公費負担が絶対に必要
今日の歩数は11526歩
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