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しかし、「地方分権」というなら、「住民の福祉の増進を図る」(地方自治法第1条)という地方自治体の本来の使命と役割を十分に発揮してもらってからだろう
特に大阪の知事さん
前にも書いたけど「守ろういのち!なくせ貧困!3.14近畿総決起集会」が開催され時、大阪の「高校生に笑顔をくださいの会」メンバー3名が実に素直なアピールをしていた。
高校生の彼は発言のまとめで言っていた。
「日本史の授業で農民の土一揆のことを習いました。農民は重い税がいやで力を合わせて一揆を起こしました。農民の一人一人の力は弱いけれど、みんなで力を合わせて一揆を成功させました。それは僕たちも同じだと思うんです。高校生一人一人の力は弱いけどみんなで力を合わせて知事に思いをぶつければ必ず思いは届くと思います。僕たちは有権者ではないけれど主権者です。だからあきらめず訴え続けたいと思います。」 どうだ、この事を聞いてよ
国が、教育や福祉を削減し続けている時に、その防波堤として府民・県民を守るのが地方自治体だとと思う
そこを忘れてもらっては困る
投稿情報: 23:27 カテゴリー: まちづくり | 個別ページ | コメント (2) | トラックバック (0)
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厚生労働省は、「 医療の確保、検疫、学校・保育施設等の臨時休業の要請等に関する運用指針(改定版)」をホームページに載せている。次のような内容だ
(基本的考え方)
新型インフルエンザについては、現在の感染状況を見ると、感染拡大防止措置による患者の発生をゼロにするための封じ込め対応は、既に現時点では困難な状況である。
したがって、秋冬に向けて国内での患者数の大幅な増加が起こりうるという観点に立ちつつ、患者数の急激で大規模な増加をできるだけ抑制・緩和することにより社会活動の停滞や医療供給への影響を低減させる。また、ほとんどの者は軽症のまま回復しているが、一部の基礎疾患を有する者等は重症化することが分かっている。したがって、軽症の人が自宅療養を行うこと等により、患者数の増加に伴い増えると考えられる医療機関の負担を可能な限り減らし、重症患者に対する適切な医療を提供することを目指すことが必要である。
また、患者の把握についても、個々の発生例ではなく、患者数の大幅な増加の端緒となる事例や全国的な傾向を的確かつ速やかに探知し、対策につなげていくことが必要である。
さらに、患者数の急激で大規模な増加を見てから、対策の変更を講じることは、現場の混乱を引き起こしかねない。現時点を、感染拡大防止措置により患者の増加を抑制しつつ、秋冬の事態に対応するための準備の期間と位置付け、仮に患者が急増した場合でも、社会的な混乱が最小限となるよう体制を整えていくことが必要である。
流行が始まる秋に向けて対策を取り始めたが、どうだろうか。医療機関や学校等の施設に向けての指示は結構だが、肝心の国民に対しての対応で抜けているのではと思う
確かに世論に押され、昨年から「資格証と短期保険証」で、保険証が届けられていない「無保険の子供たち」の解消は各自治体で取り組まれ、さらに、新型インフルエンザが各地に感染者がみられる中、短期保険証で「留め置き」状態となっている家庭へも保険証を郵送した大阪堺市や京都の八幡市などがあった 以前に比べると大きな変化だ
しかし、今でも全国では、短期保険証と資格証の世帯は約500万世帯におよぶ事実上の無保険状態の方だこの世帯への対応と、派遣労働者に多くみられる無保険の方への対応が必要だ
早期発見・早期治療が「感染症対策」の基本…保険証が手元になければ受診できない…
国として、自治体の判断に任せることのない対応を求めたい
投稿情報: 20:48 カテゴリー: 社会 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
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月曜日頃から歩行時におかしな動作をするなって、様子を見ていたら昨夜…フラリフラリ、ストンと腰が抜けたように座り込む
立派な毛皮を羽織っているので、熱中症かななど冗談を言いながら、ブラッシングで全身チェック
いつもは嫌がるブラッシングも妙におとなしく、それはそれでいつもと違うぞ
で……左大腿部に「脱毛」箇所を発見 円形脱毛症って感じ、おかしい
今日、病院に連れて行って診断 傷から感染が拡大したこと、気がつかなければ下半身全体に感染が拡大する恐れがあり、患部周囲も予防的に散髪
薬を処方していただいて一週間程度様子を見ることに
いつも何処にいるか判らないほど静かなのに、いっそうシュン としてます
投稿情報: 22:25 カテゴリー: 家族 | 個別ページ | コメント (2) | トラックバック (0)
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石垣島の最北端よ沖縄本島を望んだもの
さて、23日沖縄全戦没者追悼式で感動を呼んだ小学6年生の詩が琉球新報に掲載されていたので以下、転載
慰霊の日・平和メッセージ
比屋根憲太君=大里北小6年
<平和のいのり(全文)>
石に刻まれた家族の名に
涙を落とす祖母
なんの形見も残っていない石に
声にならない声で
石をさすり
石をだきしめる
小さな声でとても小さな声で
「本当は話したくないサー」
少し首をかしげて
空を見上げる
人さし指の大きさの大きな傷
あごと左腕に残る
戦争の傷あと
祖母は傷の手当てをするために
水くみに行った
防空ごうに姉を残し 母と二人で
そのあとすごい光と音が…
そのまま姉はもどらなかった
「いっしょに連れて行けばよかった」
「ごめんね ごめんね」
と何度も何度も
きたときよりも
石を強くさすり
石を強くだきしめる
ぼくはもう声を上げて泣いていた
そして祖母の背中をずっとさすった
こんな青い空に
こんなおだやかな沖縄に
戦争は似合わない
祖母のくしゃくしゃな涙も
似合わない
そんな祖母はもう今は歩くことが
できない
毎日毎日空を見て
きっと
生きている喜び
生き残った悲しみを感じて
いるのだろう
ぼくは車イスをおして
祖母のいのりを引きつぐ
戦争のない平和な国を
投稿情報: 13:13 カテゴリー: いのちと平和 | 個別ページ | コメント (2) | トラックバック (0)
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今日、沖縄は64年目の慰霊の日を向かえた
再び、儀間さんの版画集から絵を紹介
70年代の沖縄、ベトナムを思い起こす 平和を守ること…いのちを守ることの原点となった日だ
以下、琉球新報の社説を転載
64年目の慰霊の日
被害と加害の再現許すまじ 「反軍隊」は譲れない一線
2009年6月23日 県内5大学の学生に琉球新報社が実施したアンケートで、99%が沖縄戦を学ぶことは「大切」と答えたが、戦後の年数の正答は6割にとどまった。沖縄戦から64年の「慰霊の日」に沖縄戦を語り継ぐ意義を考えたい。
アンケートでは日本兵の住民虐殺について学生の87%、学徒動員は93%が知っていた。「集団自決」について84%が「日本の軍事下で追い詰められた死」を選択し、教科書の「日本軍の強制」削除も9割が知っていた。
知識不足の面もあるが、沖縄戦の本質への大まかな理解と平和を守る意識の高さをうかがわせる結果だ。
語り継ぐ沖縄戦教訓
沖縄戦については1971年の県史「沖縄戦通史」を皮切りに多数の市町村・字史が出版された。多くの県民の悲惨な体験が掘り起こされ、沖縄戦研究の成果が学校の平和教育に生かされた。
体験者の減少とともに「沖縄戦の風化」が懸念されている。その中で沖縄戦を忘れまいとする体験者の強い意志と、研究者や学校現場の取り組みが沖縄戦の教訓を次世代に伝えている。
本紙の連載「語らねば、今こそ」は、長く胸に秘めたつらい沖縄戦体験を、高齢を迎え語り出した人々の思いを伝えた。
沖縄師範健児之塔の慰霊祭は遺族の高齢化で2006年が最後となっていたが、仲田英安さん(34)ら若い世代の遺族を中心に今年から復活する。
活動が活発な遺骨収集ボランティア団体「ガマフヤー」の代表具志堅隆松さん(54)も戦争体験者の第2世代だ。
“風化”を乗り越え、沖縄戦体験者から次世代に継承される沖縄戦の教訓、反戦平和の思想はどのようなものか。
沖縄戦は本土決戦の時間稼ぎのための「捨て石作戦」として県民に多大な犠牲を強いた。日米両軍の激戦が住民を巻き込み、20万人余に上る犠牲者数の多さ、日本兵の住民虐殺、日本軍が関与した住民の集団自決(強制集団死)などが特徴といわれる。
「日本軍の加害」の記憶は県民に軍隊と戦争への深い嫌悪を抱かせ、「反戦・反軍隊」の県民感情を根付かせた。
軍隊への根強い不信感は「軍隊は住民を守らない」、また何よりも命を尊ぶ「命(ぬち)どぅ宝」の言葉が定着している。
県民の「反戦・反軍隊」の思いを象徴するのが「平和の礎」だ。県民、日本軍、国籍、敵味方の区別もなく、すべての犠牲者の名前を刻み、平和を祈念している。
軍隊を憎みながらも、戦没した一人一人の兵士を戦争の犠牲者として悼んでいるのである。
「反戦・反軍隊」と「命どぅ宝」の思想の結実といえよう。
しかし筆舌に尽くせぬ戦争体験を通し県民が培った「反戦・反軍隊」の思いは、「基地の島沖縄」の現実に裏切られ続けている。
軍事同盟の危うさ
ベトナム戦に嘉手納基地からB52爆撃機が出撃し、沖縄はベトナムへの加害に加担する「悪魔の島」と呼ばれた。復帰後も広大な基地は存続し、湾岸戦争やイラク戦争に戦闘機やヘリが出撃した。
1990年代の日米安保再定義から21世紀の在日米軍再編で、日米の軍事協力の対象が極東から世界に広がったといわれる。
米軍再編に伴う沖縄の負担軽減は虚飾でしかなく、日米が軍事一体化する再編強化が進んでいる。
政府の新「防衛計画の大綱」方針は中国の軍事台頭や北朝鮮の核、ミサイル開発をにらみ「敵基地攻撃能力」をも検討するという。
北朝鮮の動向など国際情勢によっては、再び沖縄が加害の出撃基地となりかねない。
沖縄が「敵基地攻撃」の拠点とみなされ、相手国の攻撃の被害を受ける可能性も否定できない。
日本国憲法は戦争と武力行使の放棄を誓う。無軌道な軍事国家として太平洋戦争に突き進んだ反省に立つ憲法は、沖縄の「反戦・反軍隊」の思想に通じる。
広島、長崎が原爆被爆の体験から核廃絶運動の拠点となったように、住民を無差別に巻き込む悲惨な地上戦の犠牲となった沖縄は、あらゆる戦争に反対する普遍的な反戦平和運動の拠点となる資格と責務を負う。
沖縄が再び「被害」「加害」の地とならぬよう「反戦・反軍隊」の思いをかみしめたい。
投稿情報: 23:30 カテゴリー: いのちと平和 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
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明日「6・23」は、太平洋戦争における沖縄戦の終結した日
昨年はちょうど石垣島に居て慰霊のサイレンを聞いた
あれから一年はよく覚えているが、「6・23」は何の日か記憶が遠のいているようだ
上の絵は、版画集「儀間比呂志の沖縄」(海風社)から転載した「もうたくさんだ(1979年作)」
版画集の中に「戦争版画」が収められているが、こう書かれている
「わたしたちが、味わったあの地獄図は、どんな小説、どんな映画でも、描き表す事は出来ませんよ」の体験者のお婆さんの言葉だった。私は強く胸を打たれた。「よし、沖縄戦を描こう!」体験者たちの記憶の奥で、はげしく燃え続けている戦争への憎しみと、憤りを…
収められている他の作品群、「島に生きる」「踊り」「絵本・わらべうた」もすべて「沖縄」をテーマにされている。ご一読をお薦めしたい画集だ
投稿情報: 22:16 カテゴリー: いのちと平和 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
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